扇子職人の手作り 婦人 シルク 扇子 21cm 30間 流れ桜 パープル 121027がコロナ時代に相応しい理由
夏を彩れない
夏の風物詩と言えば花火大会と答える思い出を持った方がいるのは、少人数ではないでしょう。
コロナの影響で夏休みの名物となっている花火大会も続々と中止の意向を示す地方が多くて残念に思います。
なんせ学校が休みだったのですから、夏休みも何もないのかもしれません。世界中の危
機とは言え、花火大会を子供の頃の一大行事としてとらえている子供たちにとっては、もう不憫でしかありません。
リモートの不思議
私の子供の頃は花火大会などの人が多く集まる所には、必ず泣き叫ぶ迷子がいました。
今の子供は行儀が良いのか、臆病なだけか、あまり見かけなくなった気がします。花火大会の人混みは、夏の湿気と熱気の混ざり合った言いようのない不快感が花火への期待感を妙に湧き上がらせてくれる特別な効果があったように私は記憶していますので、いわゆる花火行列すらも、すでに花火大会の一部と言ってもいいかもしれません。
それでも、今はコロナの影響で、花火大会に限らずですが人混みなんかの3蜜はできる限り避けることを意識して いるので、花火大会の醍醐味も減少か。と物悲しい気がしていました。
しかし先日、友人と開いたリモート飲み会を、「花火大会」をテーマにして地球の裏側オーストラリアの友人発起により開催してみると、意外に楽しくて着物まで着用したりして、友人なんかはお土産であげた模造刀なんて持ち出してご乱心状態でした。
めったに会えない友人とのオンラインでのリモート飲み会は、去年家族旅行で再会した時と同じような熱量で楽しめたのが、とても不思議でした。
しかし友人たち曰く、テーマを決めて小物を工夫するという事が大切だと教えてくれました。日本を離れて海外で生活する人にとって、地元の友人とも楽しめるリモート飲み会はとても嬉しいので、みんな結構利用しているとの事でした。
私達は日本から日本の花火大会を演出しましたが、この雰囲気作りが、現地で着物を見る機会が少なくなったオーストラリアで生活する日本人には、たまらなく嬉しい演出だったとの話でした。
確かに、「ステイホーム」は行動制限による窮屈さと孤独感を与えていく寂しい習慣ではあります。
しかし私のお勧めする「ステイホーム」は小物などの、実際に会えないからこそ出来る心遣いで、とても差の生まれる心遣いを磨くいい機会でもあると考えます。