エモい!レトロコーデの足元を彩るトレンドブーツとは?
秋の涼しくも心地の良い暖かさすら感じる毎日は、過ごしやすさを増すばかりです。
今年は、コロナ禍の影響でほとんど外出も出来ませんが、たまの外出機会には、
とびっきりのお洒落を楽しみたくなるのが、ファッションの秋ではないでしょうか?
エモい
今年のトレンドファッションの一つにレトロファッションというジャンルを眼にします。いつの時代も、古き良きを大切にしてきた日本人らしい特徴的な流行文化です。
そして心揺さぶられるような体験について「エモい」と表現する素晴らしい意味の言葉「エモい(エモーショナル)」。
「エモい」ファッションの一つとしてレトロファッションが注目を集めているようです。
単に若い子が爺さん婆さん世代の格好を真似ているのでは?と最初は冷静に見ていた私は、徐々に「エモい」素晴らしさに気付きました。
古き良きをちゃんと理解するという事は、単に使い古された格好をするにあらず、
現代を生きる自分との融合を果たすという事と理解しています。
つまり、只の汚くてボロボロの洋服を上手に着こなすだけの若い人ではなく、現代を生きる人間の感性をMIXミックスさせる為に、時代背景を意識したレトロファッションこそが、「エモい」に到達が可能と考えます。
合成皮革
1948~60年代にかけて開発普及の道を辿り、手入れのし易さと安価であることから、合成皮革として市販され普及していった本革の質感に近い素材です。
その後、靴の甲革,かばん,袋物,いす張り材料として形を変化させていったのですが、中でも手軽で豊かなデザイン性に優れた靴は1960年代の「エモい」ファッションには不可欠なアイテムとなっていきます。
第二次世界大戦後の急速な欧米化により革靴を履く男性が増えていきましたが、大正ロマンなファッションリーダー達(はいからさんと呼ばれた)は袴にブーツをコーディネートしていたと言います。
今まさに、レトロファッションがブームとして到来していますが、古着のレトロコーディネートの足元が当時のはいからさんたちが絶対に履いていなかったエナメルや本革では、どうしても質感に違和感が生まれてしまいます。
同様に時代背景にまで考慮したレトロファッションを現代風に再現する為には、敢えて、より安価で「エモい」はいからさん御用達を、レトロファッションの足元を彩るアイテムとして取り入れる事が相応しいのではないか?と考えます。