コロナ新時代の埋没コストとの向き合う生き方
サンクコストとは
経済学で言うところの埋没費用。いわゆる「回収することの出来ない費用」を指します。これは金銭だけに限らず投資した時間・労力・熱量なんかも含まれると、私は理解しています。
初めて手掛けた事象に対して、なんらかの働きかけを試みた時、大小違えども最初に掛けた費用・時間・労力は必ず発生します。必ずです。
そしてそれは、必ずしも当初の計画通りに全てがうまく進むわけではありません。
うまくいっていない状態に、さらに時勢の変化は常に発生しているにも拘わらず、最初に掛けた時間・労力・熱量の回収もしくは対価を求めて、最悪な場合は、さらに時勢の変化に対応出来なくなるという悪循環のルーティンを生み出していきます。
ギャンブル依存症の心理
ギャンブル依存症に罹患すると、脳内麻薬ドーパミンによってドキドキ感を支配され、「当たり」が出た時にだけ幸福物質セロトニンが分泌されるようになってしまい、いわゆる偽りの幸福感をひたすら追い求めるように脳をプログラミングされてしまいます。
だから常人には到底理解できない生活状況になるまで、その人にとっての幸福感を求めての行動を続けるのです。
だから、ちゃんと治療が必要なのです。
コロナ時代のサンクコストとは
いったんは鎮まったかに見えているものの、コロナウィルスの影は未だ完全には途絶えていません。解決策すらまだありません。
しかし人間だけが、「もうこれだけ頑張ったから。」「今日は今だけ」と、なんの根拠もないまま、ただの不都合や不愉快を主張しだしています。
楽しくいきたいというのは誰しもの本能で理性で抑えきるには限界が来ることは必然ではあります。
不利益とわかっていながらも行動制御できなくて、不利益な行動をとり続けることはとても不毛で愚かと言わざるを得ません。
コロナ時代の今だからこそ、今後、第1っ波の拡大状況からも選ぶ行動の明確な差が生まれる事もまた確かな未来になると予測できます。
今まで頑張った努力を無駄にしない為に、ではなく。
- 必要な事は身を守る努力を怠らない。
- これからも時間は続く事を理解する。
- そして、大切な人に感染させる自分にならない。 です。